芳野まちづくり協議会によって、ため池周辺の清掃活動が行われています。
ため池の周りには歩道があります。ため池の周りには囲いがあるため普段その中に入ることはできません。
洞前ため池は湧出(ゆうしゅつ)が多く、以前は二つに区切れていたが現在区切れ目は水没して1つのため池になっています。
北側には湿地があり水がしみ出してきている。左手の方にも湧水があり小さな池があります。
バードラインをはさんで反対側に鹿島神社がある。また近くに戸崎鹿島城があったという説がある。
洞前ため池で観察・体験できること
ため池、ため池の周りに生息する生き物
ため池は、雨の少ない時期でも水を使えるようにためておく、人工の貯水池のこと。
農作物特に米を作るには水は欠かすことができない。那珂台地には、小場江堰(おばえぜき)用水路ができるまでは、用水用としてはため池が唯一のものだった。そのため、多くのため池が作られた。
ため池の役割
- 農業用水として(かんがい用水、畑地かんがい用水)
- 洪水のかんわとして(大雨の時水を蓄えることができる)
- 生態系(せいたいけい)の保全の役割
- 防火用水として(火事の消化のために使用できる)
- 地下水かんようの役割
- けいかん保全の役割 など
ため池の周辺では、野鳥、樹木林、露頭、湿地、湧水が見られる。
学習の狙いと内容
- ため池の役割
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農業用水の歴史やため池の大切さについて知る。また現在ため池がどのように使用されているか調べる。
- ため池のしくみ
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ため池は作られる場所によってその姿、形が異なります。ため池のしくみ、構造を学ぶ。
- ため池の実態
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ため池の役割を果たすための現在適切な管理が行われているか調べる。
- 生き物さがし
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ため池やその周りで生き物を見つけ観察する
- ため池の周りの散歩
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自然マップを描く。
- つながりあう自然
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ため池のなかの水や空気、生き物がどうつながっているかを話し合う。