常福寺

常福寺

常福寺は、1338年に開山され、1405年第二世了誉上人によって現在の地、瓜連城跡に移されました。
佐竹氏、水戸家の庇護を受け栄え、関東十八檀林の1つと数えられる浄土宗の名高い由緒ある寺です。

常福寺 アクセス・周辺情報
  • 所在地:那珂市瓜連1222
  • 連絡先:常福寺
  • TEL 296-0162
コメント・特記情報
常福寺
常福寺

常福寺で観察・体験できること

樹木、野草、野鳥、昆虫、小動物

スギの木立。ケヤキ、ヒノキ、イチョウ。
瓜連城跡(うりづらじょうせき)の斜面に、キツネノマゴ、イノコズチ、ミズヒキ、ヤマハツカ、キバナアキギリ、ヒヨドリバナなどの野草、カヤ、ケヤキ、シラカシ、ソメイヨシノ、スギなどの樹木。ほかに、野鳥、昆虫、小動物。

学習の狙いと内容

まちの素敵な場所を探そう

学区域の自然にふれる。自然マップをつくる。

わたしの木を見つけよう

林・森を探検し、木と友達になる。わたしの木の物語を作る。

寺のしき地内の生き物

寺のしき地内の動植物の様子を観察する。季節の変化に伴う動植物の変化を観察する。

葉や木の実で遊ぼう

木の葉や木の実でおもちゃやアクセサリーをつくる。

樹木を使ったネイチャーゲーム

木の鼓動。目かくし歩き。木のシルエット。木をつくろう。木の一年。自然へのインタビュー。木の百面相。木の合う仲間。めざせ名探偵。木こりの親方。同級生をさがせ。木のセリフ。ツリーオークション。他

同時に学習できる文化財など

紙本著色拾遺古徳伝 9巻と絹本著色法然上人像(国指定重要文化財)。
銅造阿弥陀如来立像、涅槃図、智光曼荼羅、清海曼荼羅説相箱、七官青磁香炉台、八稜鏡、別当職譲状(了誉筆)、日本書紀私鈔、人王百代具名記、阿弥陀経阿弥陀経(徳川斉昭筆)(以上、県指定文化財)。
瓜連城跡(県指定史跡)。

比丘尼街道。

紙本著色拾遺古徳伝 9巻と絹本著色法然上人像
法然と親鸞の事跡を描いた鎌倉時代末期の絵図。当時の生活の様子も知ることができる。もとは上宮寺所蔵であったが、光圀の所有となり、寄進されたという。

瓜連城跡
はじめ宇都宮氏の一族田原氏が築き、鎌倉時代の13世紀初めに北条氏本家の領地となって北條氏が築城。建武の中興後の1336年に楠木正成が入城し改修(正成の家紋は後醍醐天皇から下賜された「菊水」)。
常陸国から奥州への経路にあたり、南朝方の拠点として、北朝方佐竹氏と対戦、築城わずか1年で落城、1340年廃城となった。
城の形式は、平山城いわゆる向城で、現在の瓜連宿全部が城郭内にあり、本丸は常福寺の本堂の位置にあったと思われる。
町宿の周囲に残存する土塁、空濠をつなぐ一大円周の外郭からみても、二の丸・三の丸をもった相当大規模な城郭であったことが想像される。城跡内には昔話の四匹の兄弟狐の長男源太郎狐の祠(ほこら)あり。

比丘尼街道
比丘尼は常福寺二世了誉上人(二十六夜尊)の母である。比丘尼は幼くして常福寺に入門したこの修行ぶりを確かめ陰ながら励ますため、風雨を問わず毎日鴻巣にあった宝幢院慧眼寺脇から常福寺まで通い続けた。
その道は、比丘尼街道と呼ばれている。古徳沼の東1kmほどの所に白蓮塚の碑がある。