額田城は、佐竹氏4代義重の第2子義直が額田を領して額田氏を名のり、鎌倉時代の初期(13世紀)に築きました。
額田氏は、佐竹氏系額田氏10代170年、小野崎氏系額田氏7代165年、江戸氏系と合わせて335年続きました。その間に整備拡張されてきた城跡は額田のほぼ中央にあります。現在、初代義直の供養塔が鱗勝院にあり、城域を示す堀跡は引接寺、阿弥陀寺、額田神社周辺にと広範囲に及びます。
本丸跡、二の丸跡の形はほぼ完全な姿で残っており、那珂市文化財に指定されている。
額田城跡で観察・体験できること
樹木、野草、野鳥、昆虫
樹木: スギ、ヒノキ、クヌギ、イチョウ、ヤマザクラ、ハンノキ
野草:コウホネ、ウバユリ、ヒガンバナ、ドクダミ、コバギボウシ、ホタルブクロ、ノカンゾウ、オドリコソウ、ツリフネソウ、ヒヨドリジョウゴ
野鳥:キジ、フクロウ、コジュケイ、コゲラ、メジロ、シジュウカラ、モズ、ムクドリ、キジバト、マガモ、アオサギ、シラサギ
昆虫:オオムラサキ、ミドリシジミ、キスジアゲハ、ムラサキシジミ、オニヤンマ、シオカラトンボ、イトトンボ ほか
学習の狙いと内容
- 生き物を観察しよう
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生き物をさがし、観察し、スケッチする。
- 季節と生き物
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四季の生き物の活動の様子を観察記録する。一年間記録してきた資料を分かりやすく整理してまとめる
- 生き物とその環境
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生き物に適した環境について考える。
- 守ろうぼくたちの手で
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生き物を守るためにわたしたちができることについて話し合う。
- 自然の美しさ
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自然の美しさや畏敬の念について話し合う。
- つながりあう自然
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自然界の中で共存しあう生き物について調べる。
- つながりを感じよう
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自分の身の回りの水や空気、温度、生き物などがつながっていることを感じあう。
伊達正宗からの起請文、鹿島八幡神社、鈴木家住宅とヒイラギ
伊達正宗からの起請文
1589年伊達正宗から太田佐竹挾撃を誘った起請文。やがて水戸徳川家に仕える。
鹿島八幡神社(額田神社)
額田神社ともいいます。1063年の創立といわれ、誉田別命の神(すべての産業繁栄の神)を祭っている。1694年水戸光圀は、額田の鹿島明神社に八幡社を統合し、額田鹿島八幡宮を合祀建立した。3年に1度の額田まつり大祭が行われる。樹齢600年のスギの巨木がある
鈴木家住宅とヒイラギ
鈴木家は、水戸藩時代庄屋を務めた旧家であり、光圀が西山荘への往復途中立ち寄り、その宿泊にも用いたとされる書院がある。書院は主屋などとは別に離れ座敷として建っていて、1687年光圀が宿泊するために建てられた。樹齢約250年のヒイラギが、額田城跡三の丸の土塁上部にあり、「鈴木家のヒイラギ」として知られている。市指定天然記念物。推定樹齢約250年、樹高約16m、目通幹周囲24m、根回り5.9m。