常陸の二ノ宮、那珂33か村の鎮守で、地元では「お静さん」と呼ばれ親しまれています。
創建は806年で、次に1518年に藤原盛頼が修造しました。1663年光圀が着手した神仏分離と一村一社制により神仏習合を止め神道に復しました。
1841年の火災で、光圀が1667年に拝殿造営した社殿が焼失、現在の荘厳なたたずまいの本殿・拝殿は、水戸家9代藩主斉昭が再建しました。
静神社で観察・体験できること
樹木、野草、野鳥
樹齢数百年のスギの巨木が林立。樹齢約千年のスギの巨木。(目通り幹周囲6.5m、生木は千度杉とよばれた。元御神木)
神社裏手坂の下に、「末社 手接足尾神社」が鎮座し、その付近で山野草が観察できる。
学習の狙いと内容
- まちの素敵な場所を探そう
-
学区域の自然にふれる。
- 学区域の自然
-
自然マップを作る。
- つながりあう自然
-
境内の林・森を探検し、しき地内の水や空気、生き物がどうつながっているかを話し合う。
- 神社のしき地内の生き物
-
神社のしき地内の動植物の様子を観察する。季節の変化に伴う動植物の変化を観察する。
- 巨木の歴史
-
地域の歴史とのつながりを知る。
- 樹木を使ったネイチャーゲーム
-
木の鼓動。目かくし歩き。木のシルエット。木をつくろう。木の一年。自然へのインタビュー。木の百面相。木の合う仲間。めざせ名探偵。木こりの親方。同級生をさがせ。木のセリフ。ツリーオークション。他
同時に学習できる文化財など
銅印(国指定重要文化財)、扁額三十六歌仙絵(県指定文化財)、常陸風土記石碑、近くに斉藤監物の墓、陣太鼓(市文化財保護指定)、織姫像
銅印
水戸光圀が社殿修造した際にヒノキの根もとから見つけたもので、奈良時代後期の銅印。
扁額三十六歌仙絵
歌人と歌が繊細に描かれたもので、水戸三代藩主徳川綱條が光圀公の遺志を奉じ、奉納したもの。
常陸風土記石碑
昔、ここが織物の里であったことを示す石碑。
斉藤監物の墓
桜田門外の変に参加した水戸浪士の墓。
静神社WEBサイト