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額田段丘(ぬかだだんきゅう) |
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写真①は、県道62号線額田市内から東海方面に坂を下ったところから、額田市街地を望み撮影。 写真②は、額田段丘のれき(礫) |
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額田段丘れき層の特徴 額田段丘の表層(ひょうそう)には、台地と同じく関東ローム層が堆積し、その直下には、局部的ではあるが灰白色粘土層が存在する。さらに粘土層の下位には、額田段丘れき層が発達している。 れき種としては八溝山地の中古生層に起源する砂岩や頁岩が主である。このれき種は、久慈川が台地の上を流れ氾濫原(はんらんげん)であった時のれきである。れき種から当時の久慈川は福島県棚倉付近から流出していたことを証明することになる。 このれき層は、台地の門部、北酒出、南酒出、額田北郷、額田東郷などに連続的に分布する久慈川の段丘れきである。 |
那珂台地北縁の久慈川側に形成された河岸段丘は、額田段丘とよばれている。額田段丘は、門部、南酒出、額田北郷、額田南郷や本米崎に分布し、下流へは東海村の海岸まで、上流へは、瓜連や大宮の市街地をのせる大地へと続き、さらに上流へと久慈川峡谷部(きょうこくぶ)まで続いている。額田段丘と台地主部(だいちしゅぶ)との高度差は西方へしだいに小さくなり、それらの間の段丘崖(だんきゅうがけ)も西方へしだいに不明瞭になり、上流の瓜連や大宮では両者の差はほとんど認められなくなる。
額田段丘の表面はいちじるしく平滑である。
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