文洞ため池

文洞ため池
文洞ため池 アクセス・周辺情報
  • 名称:文洞ため池
    (分洞ため池、七ツ瀬ともいう)
  • 所在地:那珂市鴻巣2090
    芳野市民農園の道路を挟んだ向かい。
  • 連絡先:那珂市農政課
  • TEL 298-1111
コメント・特記情報

芳野まちづくり協議会によって、年1-2回、ため池周辺の生物観察会や清掃活動が行われています。
ため池の周りには囲いがあり普段はその中に入ることはできません。

コバネアオイトトンボ
コバネアオイトトンボ

文洞ため池で観察・体験できること

ため池、ため池の周りに生息する生き物(昆虫、水生植物、野鳥)

ため池は、雨の少ない時期でも水を使えるようにためておく、人工の貯水池のこと。
農作物特に米を作るには水は欠かすことができない。那珂台地には、小場江堰(おばえぜき)用水路ができるまでは、用水用としてはため池が唯一のものだった。そのため、多くのため池が作られた。

ため池の役割
  1. 農業用水として(かんがい用水、畑地かんがい用水)
  2. 洪水のかんわとして(大雨の時水を蓄えることができる)
  3. 生態系(せいたいけい)の保全の役割
  4. 防火用水として(火事の消化のために使用できる)
  5. 地下水かんようの役割
  6. けいかん保全の役割 など

ため池周辺では、コバネアオイトトンボ(絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN))のせい息地として全国的に有名。
ほかに、アオイトトンボ、アジア糸トンボなど20-30種のトンボがせい息。スイレンなどの水生植物。ハクチョウ、コハクチョウ、マガモなどの野鳥。ほかに小動物。

学習の狙いと内容

ため池の役割

農業用水の歴史やため池の大切さについて知る。また現在ため池がどのように使用されているか調べる。

ため池のしくみ

ため池は作られる場所によってその姿、形が異なります。ため池のしくみ、構造を学ぶ。

ため池の実態

ため池の役割を果たすための現在適切な管理が行われているか調べる。

生き物さがし

ため池やその周りで生き物を見つけ観察する

ため池の周りの散歩

自然マップを描く。

つながりあう自然

ため池のなかの水や空気、生き物がどうつながっているかを話し合う。

同時に学習できる文化財など

芳野市民農園

野菜や花などの栽培による農作業を通じ、自然とのふれあいや収穫の喜びを感じてもらい、また、健康づくりや家族のふれあいの場としてご利用いただくために設置された。
連絡先:那珂市農政課 TEL 298-1111