創建年月不詳。昭和20年御神体(ごしんたい)を一時期三嶋神社に移し稲荷神社は焼却したといわれています。
平成19年再度三嶋神社に移していた御神体を現在の場所に新築竣工(しゅんこう)がなった新社殿(しんしゃでん)へむかえました。以前この稲荷神社のしき地内に本米崎小学校がありました。
甚二郎稲荷神社で観察・体験できること
樹木、花木
甚二郎稲荷神社は、民話「四匹の狐(きつね)」にもとづく甚二郎狐がまつられている神社。
学習の狙いと内容
- 神社の四季
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しき地内で、発夏秋冬における動植物の生息の様子をさがし表現する。
- 鳥を観察してみよう
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鳥を観察する。
- 「四匹の狐」伝説から学ぶ
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この伝説から、風土づくりや協同のたいせつさ、自然への畏敬(いけい)や恵み(めぐみ)への感謝などに思いをいたしてみよう。
- わたしの木を見つけよう
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木と友達になる。わたしの木の物語を作る。
- 落ち葉集め
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木の葉や木の実でおもちゃやアクセサリーをつくる
- 樹木を使ったネイチャーゲーム
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木のこどう。わたしの木。自然へのインタビュー。木こりの親方。他
同時に学習できる文化財など
甚二郎狐が祭られている。また甚二郎狐の胸像(2013年笠間上郷の陶芸家高橋京子さんにより奉納された。)がある。
民話「四匹の狐」は、瓜連地区に残る伝説。静の青木山に住み、他の狐が人間を困らせているのを憂いた4匹の狐の物語。長男の源太郎は瓜連、二男の甚二郎は米崎、三男の紋二郎は笠間に、四男の四郎介は那珂湊に住んで、それぞれが、川、野、山、海を守り、人々に尊敬された、と伝えられている。
米崎に祭られた甚二郎は、田畑の開墾に力を発揮し、灌漑や稲作を教えたとされる。