806~810年現在の宮の池の東側のあぜに、鹿島宮が創建され、その後源義家により八幡宮が建立されました。
二つの宮が設けられたので両宮と呼ぶようになり、地名として残っています。
八幡宮は水戸光圀の社寺改革により廃止、鹿島宮は1857年新たに鹿島神宮(鹿嶋市)から直接分神霊を勧請(かんじょう)し現在の地に鎮座(ちんざ)し鹿島神社となりました。
なお、八幡宮は土地に自生(じせい)していた菅(ちがや)でつくられた建屋だったので菅谷という地名が生まれたといわれています。
鹿島神社で観察・体験できること
樹木、野鳥
スギ、ヒノキ、イロハモミジ、クスノキ、シラカシ、ソメイヨシノ、ケヤキ、サカキ、ヒサカキなどの樹木。ほかに、四季折々に訪れる野鳥(キジ、シメ、セグロセキレイ、コゲラ、カワラヒワ、ヤマガラ、キジバト、など約20種)の観察。
学習の狙いと内容
- 葉や木の実で遊ぼう
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木の葉や木の実でおもちゃをつくる。
- 虫を探してみよう
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虫が住む場所を探す。
- 鳥を観察してみよう
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鳥を観察する。
- 神社のしき地内の生き物
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しき地内の動植物の様子を観察する。季節の変化に伴う動植物の変化を観察する。
- 樹木を使ったネイチャーゲーム
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木の鼓動。目かくし歩き。木のシルエット。木をつくろう。木の一年。自然へのインタビュー。木の百面相。木の合う仲間。めざせ名探偵。木こりの親方。同級生をさがせ。木のセリフ。ツリーオークション。他
同時に学習できる文化財など
三十六歌仙扁額、菅谷鹿島神社「大助ばやし」(以上、市指定文化財)、他に宝物類4点(書一巻、木札一枚、八咫の鏡一面、剣一口)
三十六歌仙扁額は1862年作。大助祭りは別名菅谷の提灯祭りとも言われ、珂北地方の著名な祭りの一つである。昔、朝廷が蝦夷を鎮圧するため出征するさい、菅谷の住民が「お助け」をした。これが転訛して「おおすけ」になったといわれる。現在は三年に一回行われている。
鹿島神社WEBサイト