蒼龍寺は、1331年に現在地に臨済宗(りんざいしゅう)の高泰院として建立されましたが、1522年曹洞宗(そうどうしゅう)に改宗し南酒出城主の義忠(佐竹氏東家)が庵主(あんしゅ)となりました。
その後、水戸光圀の命令により廃寺となり、そのあとへ1699年千波払沢にあった蒼龍寺が移されました。
蒼龍寺で観察・体験できること
巨木、樹木
カヤ(市指定天然記念物)
推定樹齢:約500年、樹高:約18m、目通幹周囲:6.2m、根回り:9m。
また、主幹の地上5mほどの腐朽した部分にはヤマザクラの宿り木(やどりき)が寄生(きせい)し、珍しい姿を見せている。
他に、シダレザクラ(樹齢500年)など。
学習の狙いと内容
- わたしの木を見つけよう
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木と友達になる。わたしの木の物語を作る。
- 寺のしき地内の生き物
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寺のしき地内の動植物の様子を観察する。季節の変化に伴う動植物の変化を観察する。
- 巨木の歴史
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地域の歴史とのつながりを知る。
- 樹木を使ったネイチャーゲーム
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自然へのインタビュー。木の百面相。木の合う仲間。めざせ名探偵。木こりの親方。
同級生をさがせ。木のセリフ。ツリーオークション。他。
同時に学習できる文化財など
木造阿弥陀如来立像(市指定文化財)、南酒出城跡
南酒出城跡:承久の乱の功として四代佐竹秀義の子義茂に南酒出の地が与えられた。この義茂が南酒出城を築き、南酒出氏を称したといわれている。築城年代は定かではないが、鎌倉時代1602年という説がある。蒼龍寺寺地は南酒出城跡三の丸に位置している。