村絵図「菅谷村全図」には、棚倉街道をはさんで上宿東に、不動院があり、その北東寄りに両宮洞(りょうみやどう。現在の宮の池)と呼ばれた/作られた沼が描かれています。
両宮という地名の起こりは両宮洞のほとりに鹿島宮と八幡宮があったことから生まれました。
その八幡宮は土地に繁茂していた菅(スゲ)でつくられた建屋であったので、のちに菅谷の地名が生まれたといわれています。
村絵図(むらえず):日本の近世に村ごとに作られた各種の地図。カラーのものが多い。
宮の池公園で観察・体験できること
四季折々自然に親しむ
多目的広場と樹木があり、東西に並ぶ2つの池があります。
樹木は、クスノキ、メタセコイヤ、ケヤキ、マテバシイ、モミジバフウ。
他に、草本(水生植物)として、ハス、スイレン、ガマ、カンガレイ。
サクラの名所として知られています。
学習の狙いと内容
- 公園内の花や木や虫
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公園内の花、木、虫で遊ぶ。
- 葉や木の実で遊ぼう
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木の葉や木の実でおもちゃやアクセサリーを作る。
- 生き物を観察しよう
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生き物をさがし、観察、スケッチする。
- ネイチャーゲームで四季折々自然に親しむ
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林業や森の資源利用の大切さとともに、景観や生物多様性を修得する。
- 樹木を使ったネイチャーゲーム
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ミクロハイク。木の葉のカルタ取り。わたしのサイト。フィールドパターン。自然のつぶやき。ネイテャーループ。そよ風だし風つむじ風。ジャンケン落ち葉集め。しぜんのだいすきだいさがし。風と話そう。不思議探検隊。落ち葉のささやき。おちばがお。他
不動院、木造胎蔵界大日如来坐像(市指定文化財)
不動院(菅谷3021)は1422年創建された。開基は、武田郷高場(ひたちなか市)に武田山不動院を開山していた宥棟阿闍梨である。1673年光圀の命により再興され、寺号を武田山不動院大聖寺と改称した。真言宗の寺院。
カヤ(県指定天然記念物)
樹齢約650年、樹高30m、根回り14.5m、目通り幹周囲5.62m、イチョウ(市指定天然記念物)樹齢約300年、樹高20m、根回り7.2m、目通り幹周囲4.56m。他に、イチョウ、イロハモミジ、クスノキ、ボダイジュ、マテバシイ。